祓守(はらえまもり)

カテゴリー │社務日誌授与所

こんにちは。井伊谷宮です。
昨日は日中は6月の気温との事でした。春を通り越していきなり夏に入ってしまいそうですね。ただ朝晩や雨の日などは時折肌寒く感じ、体温調節に気を遣います。
うっかりしていると風邪をひきやすい時期ですので、どうぞお気を付けください。
祓守(はらえまもり)


本日は新しいお守「祓守(はらえまもり)」をご紹介します。こちらは麻(あさ)でできたお守です。
「祓」はあまりなじみがない漢字かもしれませんが、お祓い(おはらい)など神社ではよく用います。

ご祈祷などで初めにお祓いをしますね。その際に大麻(おおぬさ)という祓の道具を使います。
バサッバサッと音がする紙垂の方に目がいきがちですが、実は麻も使われています。

麻というのは他にも大祓という年二回行う大切なお祓いの神事の際にも、8つに裂くことでお祓いに用いられています。
このように麻は古くからお祓いの力があると信じられているのですね。
祓守(はらえまもり)


また神道では、神は清浄を好むと考えています。
日常生活の中で自然とたまってしまう「穢れ(けがれ)」が災い事を引き起こすとも考えられており、私たちの祖先は心身の清浄を保つために年間を通して様々なお祓いの神事を行ってきました。

こちらのお守をお近くに身に着けることにより「除災招福(じょさいしょうふく)」、清浄を保ち邪気を遠ざけることで福を招きます。
自然素材ということもあり手にした時の風合いが優しく、大神様の御加護と共に自然の御力もいただける気が致します。
色も6種類ありますので、お好きなものをお選びください。

今年は御鎮座150年ということで、現在地元の特産を活かした新規授与品も考えています。
こちらもまた形になりましたら、ご紹介させていただきます。
祓守(はらえまもり)


池では毎朝カエルの鳴き声が聞こえます。
日本ではカエルは無事カエル、若カエルなど縁起物として知られますが、現在展示中の中国の硯にも見られるのがとても面白いです。

世界的に見てもカエルは雨を告げる動物として信仰されているところが多い様です。
カエルがたくさん出てきたら田植えをするという話も聞いたことがあります。そうした昔の生活に根差した精神文化の中で、カエルは大切な存在だったのかもしれません。

池にはコデマリも咲いていて、いまちょうどきれいですのでどうぞお参りの際にはご覧になってください。
祓守(はらえまもり)



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