2022年04月26日14:55
甲冑体験補足 落款(らっかん) ≫
カテゴリー │社務日誌
こんにちは。井伊谷宮です。
今は藤が見ごろのようで、先日フラワーパークの前を通りましたらたくさんの車が停まっていました。
やはり花は心躍るものがあり、みなさん感じることは同じなのですね。
今の時期は神社にはとても静かな時間が流れております。
鳥の鳴き声を聞きのんびり流れる時間を楽しみながら、物思いにふけるのも神社ならではかもしれませんね。
5月3~5日に行う無料甲冑体験の補足を致しますが、兜はこのようなものをご準備しております。こちらはかぶっていただいて、ひもで縛るだけですのでつけるのはとても簡単です。

剣も木を加工して手作りしており、実際に抜くことができます。ですが刀身部の銀の紙?は繊細な造りではがれやすいので、振り回して壊さないようにお気を付けいただきますようにお願い致します。

その他、足軽の笠(かさ)やヤリもございます。
本当にどれを見ても手が込んでいてさすがの造りをしていますね。
いよいよ硯銘品展・拓本展もこれからのGWで最後となります。
今しか見られない貴重な硯がたくさんございますので、どうぞお参りの際にはご覧になっていってください。

ご協力いただいている大谷先生から色々なお話を伺う中で、書の作品には落款(らっかん※ハンコを押すこと)を3か所押すのだと知りました。
「朱文(しゅぶん)」と「白文(はくぶん)」、メインとなる部分(字の部分)に朱肉がつく「朱文」と朱肉がつかない「白文」を名前の所に押し、右上にここから始まるということで引首印(いんしゅいん)を押すそうです。
この落款は作品の真贋の証明になったり、製作の年代が分かったりもするようです。
昨今ハンコレス化が叫ばれていますが、芸術の世界には必要なものとして残っていくのかもしれませんね。

このハンコを掘ることを篆刻(てんこく)といい、竹で作ったり石で作ったり(石は特別な石でないとできないそうです)と様々とのことです。大きさも小さく精巧なものから、大きなものまでたくさんあります。拓本展ではこうした落款に注目して見てみるのも面白いですよ。
先生が先日の朝書かれた作品を持ってきてくださいましたので、ご自由にご覧いただけます。
先生は篆刻を何千何万を優に超える数を掘られているそうで、今回の硯を含め「書」に関することは何でもお聞きできる数少ない書道家のお一人です。
ふと疑問に思ったことを質問するだけでも、色々と面白いお話を伺うことができます。
また折を見て、少しでもご紹介できればと思います。
写真のカワハギ。確かにそうだろうな~と思って今回の写真に選ばせていただきました。
今は藤が見ごろのようで、先日フラワーパークの前を通りましたらたくさんの車が停まっていました。
やはり花は心躍るものがあり、みなさん感じることは同じなのですね。
今の時期は神社にはとても静かな時間が流れております。
鳥の鳴き声を聞きのんびり流れる時間を楽しみながら、物思いにふけるのも神社ならではかもしれませんね。
5月3~5日に行う無料甲冑体験の補足を致しますが、兜はこのようなものをご準備しております。こちらはかぶっていただいて、ひもで縛るだけですのでつけるのはとても簡単です。
剣も木を加工して手作りしており、実際に抜くことができます。ですが刀身部の銀の紙?は繊細な造りではがれやすいので、振り回して壊さないようにお気を付けいただきますようにお願い致します。
その他、足軽の笠(かさ)やヤリもございます。
本当にどれを見ても手が込んでいてさすがの造りをしていますね。
いよいよ硯銘品展・拓本展もこれからのGWで最後となります。
今しか見られない貴重な硯がたくさんございますので、どうぞお参りの際にはご覧になっていってください。
ご協力いただいている大谷先生から色々なお話を伺う中で、書の作品には落款(らっかん※ハンコを押すこと)を3か所押すのだと知りました。
「朱文(しゅぶん)」と「白文(はくぶん)」、メインとなる部分(字の部分)に朱肉がつく「朱文」と朱肉がつかない「白文」を名前の所に押し、右上にここから始まるということで引首印(いんしゅいん)を押すそうです。
この落款は作品の真贋の証明になったり、製作の年代が分かったりもするようです。
昨今ハンコレス化が叫ばれていますが、芸術の世界には必要なものとして残っていくのかもしれませんね。
このハンコを掘ることを篆刻(てんこく)といい、竹で作ったり石で作ったり(石は特別な石でないとできないそうです)と様々とのことです。大きさも小さく精巧なものから、大きなものまでたくさんあります。拓本展ではこうした落款に注目して見てみるのも面白いですよ。
先生が先日の朝書かれた作品を持ってきてくださいましたので、ご自由にご覧いただけます。
先生は篆刻を何千何万を優に超える数を掘られているそうで、今回の硯を含め「書」に関することは何でもお聞きできる数少ない書道家のお一人です。
ふと疑問に思ったことを質問するだけでも、色々と面白いお話を伺うことができます。
また折を見て、少しでもご紹介できればと思います。
写真のカワハギ。確かにそうだろうな~と思って今回の写真に選ばせていただきました。