遠江の四社巡拝 いのめ守り

井伊谷宮

2023年12月27日 12:50

こんにちは。井伊谷宮です。
本日は新しい巡拝の取り組みである「いのめ守り」についてご紹介します。

「いのめ」とは「猪の目」と書きます。文字通り猪の目の形を表し一見するとハート型に見えますが、実は日本の古来からの形で魔除けの意味合いがあるとされます。
神社の飾り金具にも多く用いられる、聖なる印の一つです。

このお守りは台座に遠江に鎮座する四社のいのめ守りをはめ込む形となっており、参拝者ご自身の手で完成させていだだくお守りとなっています。
秋葉神社、井伊谷宮、小國神社、五社神社・諏訪神社の四社で行います。

この四社はかつて神職の学校が置かれ、遠江地方の拠点となっていた神社です。
現在でも普段より例祭に参列するなど交流がございます。

明治時代に広く神道を広めたとされる四社。
それから150年の節目を迎えるにあたり、改めて四社で協力して取り組めないかと今回の企画は立ち上がりました。

いのめには各社のモチーフとなる絵柄が描かれています。
東西南北の鎮座地に即した社名が台座に記されていますので、そちらにはめてください。

お守りは神様の御分霊(ごぶんれい)であり、お持ちいただくことで神様と常に共にありお守りいただくことを意味します。
遠江の四社各社でお祈りして大神様との御縁を結び、その御分霊をいただいて自分だけのお守りとしてお持ちください。

神社はその社殿のみでなく、境内地も古くから聖地とされてきました。
東西南北の聖地を巡って空気感を肌で感じ、その御力をいただき、みなさま自身の手で「開運招福・福徳円満」のいのめ守りをお作りいただければ幸いです。

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