11月の御朱印

井伊谷宮

2023年10月31日 13:58

こんにちは。井伊谷宮です。
今回は11月の御朱印をご紹介します。

11月は新嘗祭と秋まいりです。



新嘗祭とは皇室の弥栄と国家・国民の安泰を祈るお祭りです。宮中では天皇陛下が天照大御神をはじめ神々に新穀をお供えし、御自身もお召し上がりになります。これにあわせて全国の神社で新穀の収穫を感謝するお祭が行われます。

新嘗祭を執り行う11月23日は勤労感謝の日として祝日となっていますね。これは元々新嘗祭の日取りからきています。
今ではお米を作っている方ばかりではないので勤労感謝の日となっています。このほかにも神社のお祭に起源のある祝日はたくさんあります。

文化の日の11月3日も明治天皇のお誕生日に行う明治祭というお祭があります。
明治祭は明治天皇の近代国家の礎を築かれたご功績を称えて、益々の発展をご祈願するお祭です。

2枚目は秋まいりの御朱印です。北から南へ、山から里へ紅葉前線が日本列島を染めていく季節となりました。
イチョウは樹齢が長く、耐火性があることから生命力の象徴とされています。末広がりの形をした葉は開運招福や富貴繁栄の縁起があり、古くから親しまれています。地面を黄金の絨毯に変える光景は美しい秋の風物詩です。

繰り返しになりますがイチョウは燃えにくいので、神社の境内にもよく植えられています。
火事を防ぐ(燃え広がるのを食い止める)役割があったことと思いますが、イチョウの葉はほとんど土に還らないですし銀杏が落ちるとなお大変です。

綺麗な紅葉とは裏腹に、管理するのにはなかなか苦労が絶えない植物です。
当宮にはイチョウはございませんが、参拝した神社さんにイチョウがあって境内がきれいにされている場合は、そこの神職さんや巫女さんが非常に苦労されて掃除をされているのだと分かります。

少し変わった見方かもしれませんね(笑)
11月から境内の飾りもまゆ玉に変わりますし、菊の花も飾ってくださることとなっているのでまたお知らせ致します。

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