今年は手筒花火を斎行予定です
こんにちは。井伊谷宮です。
先日は手筒花火の打ち合わせ会があり、詳細はこれからですが今年の手筒花火は行う予定でおります。
御鎮座150年の節目の年ということで、9月に併せて斎行する諸行事と共に3年ぶりの手筒花火をお楽しみにしていただければと思います。
手筒花火は筒状の花火を抱えながらあげる形式で、豊橋が発祥といわれますがこの遠州地方でも行われています。
豊橋と浜松はかつては三河でしたし、やはり文化的にもつながっている部分がありますね。
まずみなさん思うことでしょうが、熱くないのか?と心配になりますね。
お話を伺うと熱いは熱いらしいのですが、アドレナリンが出ているせいか不思議と大丈夫だそうです。
それよりもあげた時の高揚感がたまらないと、以前仰っておられた方がいらっしゃいました。
手筒花火はまず横向きで点火して持ち上げます。何枚か写っていますが、最後はハネコという火薬が小さな爆発?のようなことをします。
これが迫力満点で、カメラマンさんはその瞬間を狙う方も多いですね。
全国的にはよりパフォーマンス的に大量の手筒を横一列で一斉に点火することもあるようですが、井伊谷宮では会場となる駐車場の広さの関係で三本同時にあげるのが基本です。その他小さい手筒花火をあげたりもします。小さい手筒は大迫力とはまた違いますが、かわいらしい感じです。
手筒は竹で作られており中々の重量があります。神事後は火難除け・厄難除けの縁起物としてお札をつけて頒布しております。
以前豊橋が舞台となった朝ドラ「エール」でも手筒が玄関に飾ってありましたが、神事に用いた手筒を縁起物としてご自宅に置くという風習が昔からあります。
火というものは人類の文明を発展させたことは言わずもがなですが、お祓いの力もあると信仰されています。
そのため御神火によってあげられた手筒花火もまた、そうした信仰の対象になるのですね。
久しぶりの手筒花火ですので、また折々にお写真などご紹介できればと思います。
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