北条時行 ジャンプに連載開始されたそうです
こんにちは。井伊谷宮です。
今日はちょっとした豆知識をご紹介したいと思います。表参道の鳥居のところにある狛犬。口の開いたものと閉じたものがそれぞれ「阿」「吽」(あ、うん)の姿をしていると言われます。阿吽の呼吸などともよく言われますが、もともとは仏教の発祥地インドのサンスクリット語の最初の音と最後の音で、宇宙の始まりと終わりを表すとされています。狛犬は元々魔除けの力を持つものとして、、宮中で几帳の裾を押さえる重しとして用いられていました。
さて、知り合いの方からお知らせいただきましたが、週刊少年ジャンプにて「逃げ上手の若君」という北条時行が主人公の漫画が始まったそうです。
時行は後に当宮御祭神である宗良親王(むねながしんのう)の尽力した南朝方として、共に活躍された人物です。
どこまでをどう描くのかはまだ分かりませんが、あまりこの時代は取り上げられることが少ないので個人的に楽しみです。
まずは中先代の乱まででしょうか。
足利高氏(※鎌倉幕府を倒した褒美として後醍醐天皇の名前から「尊」の字をいただきました)によって鎌倉幕府を滅ぼされ、信濃に逃げ延びた時行は中先代の乱で20日程の間鎌倉を取り戻します。ですが結局足利尊氏・直義の兄弟によってまた鎌倉を奪われてしまいます。
中先代というのは世の実権を握っていた先代(北条氏)と当代(足利氏)の間という意味です。
こうして一時は後醍醐天皇に敵対した時行ですが、後には南朝方の武将として共に戦うことになります。ものすごく省略してしまいましたがその辺りも描くことになるのでしょうか。宗良親王とも白羽の湊に漂着した際など一緒に行動しています。
桜の花にも鳥が蜜を吸いにやってきて、その姿を見ていると心が和みます。梅の花も段々と咲き始めました。駐車場の梅は既にきれいです。
梅と言えば「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」という菅原道真の歌が思い出されます。
「春の東風が吹いたなら匂いをおこして梅の香りを九州まで運んでおくれ。私がいなくなったとしても春を忘れるなよ。」
京を追われ大宰府に左遷される際の心境を詠んだ歌です。
そういえば今年はマスクをつけているせいか梅の香りをまだ嗅いでいませんでした。マスクをいつもつけるようになったことで、良くも悪くも変わってしまったことはまだまだありそうですね。
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