モクレン 春季皇霊祭
こんにちは。井伊谷宮です。
昨日はかなり暖かかったですが今日からまた気温が下がっていますね。
天気も相まって余計に肌寒く感じてしまいます。
モクレンの花が咲いています。寒緋桜と併せて紅白の色の対比がとてもきれいです。
ハクモクレンという種類だそうですが、分厚い花びらに深みのある白色が特徴的です。携帯で撮った写真では白飛びしてしまって色の具合を伝えるのは難しいですね。元々大量に咲く花のようですが、今回は枝打ちをした関係でややすっきりとした咲き具合となっています。
さてもうすぐ春分の日ですね。春分の日から前後3日間はお彼岸といってご先祖様を大事にお祀りする期間です。
春分の日には皇室でも春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)が執り行われ、皇室のご先祖様のお御霊をお慰めします。
昼と夜の時間が同じ春分、秋分の日は自然を尊び共に生きてきた神道という考え方において非常に重要な日と考えられてきました。
また太陽が真東から上がり真西に沈むことから、悟りの世界である彼岸と現実の世界との距離が一番近くなるという仏教の考え方とも合わさりお彼岸は日本的な習慣として定着した様です。
現に仏教発祥のインドや中国にはお彼岸という習慣はないそうです。
井伊谷宮では祖霊社にお入りになられている方の祖霊祭をお彼岸の時期に行っております。
祀る人がいない等、今後霊璽(れいじ、仏教でいう位牌)をご家庭でお祀りすることが難しい方などにご案内し、霊璽を祖霊社に納め神社でお祀りをしております。
昔から祖先を祀ることでその家は守られ豊かになると言われます。春分、秋分の日近くには祖先のお祀りを忘れないようにしたいですね。
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