大嘗祭・ご記帳への思い

井伊谷宮

2019年11月15日 09:46

おはようございます。井伊谷宮です。
昨日から本日にかけて大嘗祭が行われました。当ブログでも何度もお伝えしておりますが、大嘗祭とは御代替わりしてから初めて行われる新嘗祭のことです。様々ニュースでも取り上げられており、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。


大嘗祭では昔からの亀占(きぼく)によって選ばれた悠紀田(ゆきでん)主基田(すきでん)という田んぼの新穀をお供えします。
東日本と西日本から各々選ばれるわけですが、今回は悠紀田は栃木県、主基田は京都府から選ばれています。
特別に選ばれた新穀を神様にお供えして、新天皇陛下がお供えしたものを召し上がる。神社のお祭の最後に直会(なおらい)として食事やお神酒をいただくことがございますが、「神人共食(しんじんきょうしょく)」神様が召し上がったものを共にいただくことでそのお力をいただくという大事な儀式です。

井伊谷宮でもご祈祷の際、祈願内容によってはお神酒をお付けしております。時折神棚に飾ってあるのだけどどうしたらいいかとのご質問をいただくのですが、お神酒はどうぞ召し上がってください。アルコールの飲めない方は料理等に使っていただいて召し上がっていただければと思います。


またこれまでたくさんの方にお越しいただいている奉祝のご記帳ですが、以前現上皇陛下が和歌にて詠まれています。
皇室の方々は折にふれ和歌をお詠みになられるので、歌を通していろいろな心情をお察しすることができます。
手術せし 我が身を案じ 記帳せる あまたの人の 心うれしき

これは冠動脈に狭窄があり手術をなされた際のことを詠まれたものです。この時は全国で10万ちかくの記帳があったとのことですが、その一人一人の思いが確かに届いていたというのはうれしいことですね。
12月1日までご記帳は受付ておりますので、お気持ちのある方でまだご記帳されてない方はどうぞお越しください。

大嘗祭の奉祝御朱印も12月1日までお出ししております。


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