2023年08月24日09:33
お墓と霊璽≫
カテゴリー │社務日誌
おはようございます。井伊谷宮です。
今回は境内の飾りのお写真と共にお送りします。
先日8月の20日は鎌倉宮の例祭日で当宮宮司もお祭に参列をさせていただきました。
鎌倉宮の御祭神護良親王は当宮の御祭神のお兄さんに当たる人物です。

御祭神の生涯の投稿でもお伝えしておりますが、兄君は武勇に優れ南朝方の有力な将として楠木正成等と共に活躍をしました。
鎌倉の地で殺されてしまい、長い年月を経た明治の2年に鎌倉宮という護良親王を祀る神社の創建がなされています。
コロナ禍でなかなか神社のお祭への参列というものも減っておりましたが、最近はやっと今までのように祭事を行う所が増えてまいりました。
お祭というものはハレの日(特別な日)に、神様と共に賑わい活力を得るのが本義ですから段々と元に戻っていくのはうれしい限りです。

宮司は先日会合で京都へも行ったそうですが、京都も鎌倉も共に人でにぎわっていたようです。
これまでの感染者数を気にする生活からは一変したように思います。
少し前に新聞で5年程お墓を借りて供養をして、その後は合同のお墓に埋葬をするというレンタル墓の記事を拝見しました。
生前にご自身のお墓を準備しておいたり、樹木葬がなされるようになったりと一昔前とはだいぶ変わりましたね。

お墓の面倒を見る後継者がいない、また後継者がいても面倒を見る事ができない等様々事情があることと思いますが、お墓は一つの大きな問題のように感じます。
社会の構造が大きく変わっている以上、致し方ないですね。
最近ではお葬式に関しても変化がございます。コロナという社会事情も相まって、家族葬という形が一気に進んだ気が致します。
一口に家族葬と言っても、宗教的な儀式を行うものと行わないものなど様々です。

一点ご注意いただきたいのは無宗教で行った場合、霊璽(れいじ)が作られません。
人は亡くなると魂と肉体に分かれるとされ、魂を霊璽にお移しする神事を神道ではお葬式の際に行います。
ですので神事を行わずにお葬式をして納骨の時だけ気になるから納骨祭をしてほしいという場合に、お祭を行う対象である霊璽が無いということがしばしば起きています。
もちろんお祀りを続けることが出来ないので霊璽を作られないという選択をしている方もおられるかもしれませんが、よくわからずにそのようになってしまっていることも度々ございます。
当宮でご葬儀をされた方の霊璽は追加でお納めをいただくことなく、境内の祖霊社に霊璽を安置してお祀りを神社で行う取り組みをしています。
お祀りを続ける後継者がいない方へ向けた取り組みですので、お困りの方は今後のお祀りの仕方を考える一助にしてください。
今回は境内の飾りのお写真と共にお送りします。
先日8月の20日は鎌倉宮の例祭日で当宮宮司もお祭に参列をさせていただきました。
鎌倉宮の御祭神護良親王は当宮の御祭神のお兄さんに当たる人物です。
御祭神の生涯の投稿でもお伝えしておりますが、兄君は武勇に優れ南朝方の有力な将として楠木正成等と共に活躍をしました。
鎌倉の地で殺されてしまい、長い年月を経た明治の2年に鎌倉宮という護良親王を祀る神社の創建がなされています。
コロナ禍でなかなか神社のお祭への参列というものも減っておりましたが、最近はやっと今までのように祭事を行う所が増えてまいりました。
お祭というものはハレの日(特別な日)に、神様と共に賑わい活力を得るのが本義ですから段々と元に戻っていくのはうれしい限りです。
宮司は先日会合で京都へも行ったそうですが、京都も鎌倉も共に人でにぎわっていたようです。
これまでの感染者数を気にする生活からは一変したように思います。
少し前に新聞で5年程お墓を借りて供養をして、その後は合同のお墓に埋葬をするというレンタル墓の記事を拝見しました。
生前にご自身のお墓を準備しておいたり、樹木葬がなされるようになったりと一昔前とはだいぶ変わりましたね。
お墓の面倒を見る後継者がいない、また後継者がいても面倒を見る事ができない等様々事情があることと思いますが、お墓は一つの大きな問題のように感じます。
社会の構造が大きく変わっている以上、致し方ないですね。
最近ではお葬式に関しても変化がございます。コロナという社会事情も相まって、家族葬という形が一気に進んだ気が致します。
一口に家族葬と言っても、宗教的な儀式を行うものと行わないものなど様々です。
一点ご注意いただきたいのは無宗教で行った場合、霊璽(れいじ)が作られません。
人は亡くなると魂と肉体に分かれるとされ、魂を霊璽にお移しする神事を神道ではお葬式の際に行います。
ですので神事を行わずにお葬式をして納骨の時だけ気になるから納骨祭をしてほしいという場合に、お祭を行う対象である霊璽が無いということがしばしば起きています。
もちろんお祀りを続けることが出来ないので霊璽を作られないという選択をしている方もおられるかもしれませんが、よくわからずにそのようになってしまっていることも度々ございます。
当宮でご葬儀をされた方の霊璽は追加でお納めをいただくことなく、境内の祖霊社に霊璽を安置してお祀りを神社で行う取り組みをしています。
お祀りを続ける後継者がいない方へ向けた取り組みですので、お困りの方は今後のお祀りの仕方を考える一助にしてください。