新嘗祭

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
本日は勤労感謝の日ですね。祝日ですが、あいにくの雨で残念です。

勤労感謝の日は元々新嘗祭の日だったのをご存知でしょうか。
かつては新嘗祭などの特別な祭日が国民の休日とされていました
現在では名称が変わっているものが多くご存じない方もおられるかもしれません。

そのため今でも祝祭日とか祭日と言う場合もありますね。
新嘗祭はお米の収穫感謝のお祭です。その年にとれた新穀を神様にお供えします。

お米は日本人の命と経済を長らく支えてきたものですから、文化・信仰的にも大切な存在です。
神道ではお米、餅、酒(日本酒)などお米に関するものがお供え物の上位(お供え物も上位から下位まで順番があります)に位置づけられています。
新嘗祭


当宮の今月の御朱印にも新嘗祭をとりあげています。
稲作に関しては神話においても言及されており、斎庭の稲穂の神勅(ゆにわのいわほのしんちょく)と言って天の世界の稲をニニギノミコトがアマテラスオオミカミより受け取って地上の世界へともってきたとされます。
新嘗祭


その稲作を現代の天皇陛下も続けておられます。
国の礎が稲作にあるということを、今日まで忘れることなく体現しておられるのですね。

御代替わりしてから初めての新嘗祭を大嘗祭といいます。
令和の御代替わりの時も行われましたね。
新嘗祭


その大嘗祭にお供えされる特別のお米は、特別に選定された田んぼから収穫されたものを用いました。
東日本から選ばれた田を「悠紀(ゆき)田」、西日本の田を「主基(すき)田」といいます。

こうしたことからも、いかにお米を大切に考えているかが分かりますね。
焼きもちや焼きおにぎりなど私も大好きですし、焼き肉には白米がかかせません(笑)
普段からお米を主食にされている方が多い事と思いますが、今日はどうぞ思いを新たにお米を食してみてはいかがでしょうか。
新嘗祭


次回は井伊社の御朱印についてお知らせ致します。


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