8月の御朱印 風車は2日設置

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おはようございます。井伊谷宮です。
ついこの間7月に入ったと思いきや、早くも8月になろうとしています。気づいたら暑さも盛りの時期で、段々と変化していくものには実感がわかないこともしばしばです。

私自身ふとした時に、20代のころと体の具合は違うなと思う時があります。
無理がきかなくなってきたと言うと年配の方にはまだまだ若いのにと怒られそうですが、これからはちょっとした運動や睡眠を大事にして体にも向き合っていかないといけないなと実感しています。
8月の御朱印 風車は2日設置


さて、8月の御朱印は「夏まいり」と「葉月」です。
夏まいりは昨年静岡新聞さんにもご紹介いただき好評だった、冷たい氷をイメージした御朱印です。
猛暑の中、少しでも涼しい気持ちになれるように透け感のある紙を使用しました。

お帳面に貼る前にお手にとって透かしてご覧いただくと、より涼しげに感じられるかと思います。
昨年より少し文字色が変わり、紙自体にもキラキラが入って可愛い雰囲気となりました。
昨年の物は帳面に貼ったイメージの画像を貼っておきます。
8月の御朱印 風車は2日設置


氷は昔神社によっては貯蔵しておく氷室(ひむろ)があり、御祭神へのお供えや朝廷に献上するなどしていました。
水がお供えされるのですから、氷がお供えされるのもうなづけます。冷凍庫が無い時代においてはとても貴重なもので、大切に扱われてきたことと思います。

かき氷をされている方はご存知かもしれませんが、浜松には舞阪純氷と浜松純氷という大きな二種類の氷があるそうです。
浜松はかき氷屋が多い地域とのことで、良い氷を扱っているからこそかもしれません。私も知らなかったので、地元の人間も意外と知らない良いものというのもたくさんあるのですね。
8月の御朱印 風車は2日設置


葉月の御朱印は夏の海辺を描いた貝尽くしの御朱印です。
貝は、貝塚があるくらい古来から日本人になじみのもの。共に描かれている海藻は海松(みる)といいます。浅瀬の岩に生え、その独特の形から古来より文様にとりあげられています。

浜松では蜆塚遺跡が有名ですね。蜆塚遺跡は縄文時代の貝塚で、その頃の生活の痕跡が今に残り地名の由来にもなっていると思うとロマンと言いますか感慨深いものを感じます。蜆塚というと海から遠いイメージですが、昔は水面の高さが違ったようですね。

今の当たり前が昔は違っていたというのも面白い話です。
冒頭の話にもつながりますが人の体も然り自然も然り、物事は段々と変化していくものですね。
8月の御朱印 風車は2日設置


8月は海で貝を拾ってかき氷。そんな夏を気兼ねなく過ごせるのはもう少し先かもしれませんが、みなさんお体には気を付けてお過ごしください。
なお8月からは史料館前の飾りが風車に変わります。入れ替えは8月2日を予定していますので、また設置しましたらお知らせ致します。


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