命名について

カテゴリー │社務日誌

おはようございます。井伊谷宮です。
今日は境内の花と共にお送りします。
5月も折り返しを迎える頃となりました。あれよあれよと月日は流れていきますね。
命名について


ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。有名な方丈記の一節がありますが、河というものは一見変わらないように見えて流れる水は絶えず変わっており同じものはない。

鴨長明は「移りゆく世の無常」について言及しているのですが、毎日同じように過ぎていく日々も他に変わりのない瞬間なのだから大切に生きなくてはいけないと個人的に解釈しています。
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ただ「大切に生きる」というのは言葉にするのは簡単でも実践するのは難しいものですよね。私の場合は「やりたいことは挑戦してみる」ことを大事にしています。もちろん年齢や環境によって色々な考え方があり、また変化もしていくことと思います。

昨日は40代半ばのライターさんとお話しする機会がありました。
「30代をいかに地獄を見れるかが勝負」と思って頑張ってこられたそうで、大変勉強になるお話でした。

かの有名な孔子は、人は30にして立つと言いました。
私は既に30を迎えましたが、まだまだ座ってるような状態で気を引き締めないといけないですね(笑)
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今日はブログの記事を作成している時に、ちょうど命名が入りましたので命名(選名)について簡単にご紹介します。
最近は時代もあってか、昔と比べ命名を神社で見てもらうという方も減りました。これも世の移り変わりでしょうか。

当宮は宮司が見ておりますので、事前にお電話をいただいてお話をする日程を調整する事となります。

①初めのお電話の際、候補の名前を聞いておいてそれがよいものかどうかを見る形となります。

②なので「何かよい名前を教えてください」という形ではなく、いくつか候補をいただく形となります。
例えば「〇〇」がいいとか、「△△」という読みの名前がいい、◇の漢字を使って「△△」という読みがいいといった具合です。

③気に入った名前が出なければ、何回でも見直しをしております。
一回だけという所も多いと思いますが、大切なお子様のお名前ですので宮司もできる限りは協力をして命名(選名)を致します。

④初穂料は5000円となります。初回のお話の時にお納めください。
なおトラブルを避けるため、代理でご夫婦の親御さんが来られる場合でも必ずご夫婦のご了承を得てからお申し込みください。ご夫婦の親御さんだけの気持ちで名前を見ると、トラブルの元ですのでご確認させていただく場合がございます。
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また「名前を付けるのは生まれてから」という所も多いですが、当宮では生まれる前でも選名という形で名前を見ております。
事前に検討をしておいて、生まれてから顔を見て実際に名前をつけることとなります。

お子さんが生まれると14日以内に出生届を出さなければならず、またお母様の体調が優れないこともあるのであわただしくなることもしばしばです。事前に準備をしておけると慌てることがなく、またお母様も積極的に名前を検討できるのでよいかと思います。

当宮ではお話をしながらいい名前を探していくという、今では珍しい形で命名(選名)を行っております。
そのため宮司が忙しくなるとなかなか都合をつけるのが大変なのですが、続けられる限りはこの昔ながらの形式で行ってまいります。

ご希望の方はまずはお電話にてご相談ください。
※直接来社されても構いませんがすぐには見れませんので、後日の日程を決めることとなります。


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