2021年12月06日10:45
神話のお話 ヤマトタケルノミコト≫
こんにちは。井伊谷宮です。
今回は神話のお話です。神話のお話もだいぶ進んでまいりましたので、今は部分的に抜粋して有名な箇所をご紹介しています。
今日はヤマトタケルノミコトのお話です。このお話は熱田神宮の創始につながります。
境内の写真と共にご覧下さい。

前回のヤマトヒメノミコトのお話は第11代垂仁天皇の御代の出来事です。
今回は次の第12代景行天皇のお話となります。
ヤマトタケルノミコトは景行天皇の御子ですが、とても勇猛であり時にはその猛々しい様子から天皇からも恐れられていたようです。
ある時は食事に出てこない兄を殺してしまうなど、その気性の粗さから辺境の地の敵対勢力討伐の任に抜擢されます。

まずは西の地のクマソタケルという兄弟を討伐する事となります。クマソタケルの兄を討ち取った後弟も討ち取ろうかという時、弟は降伏し自身の「タケル」という名を献上します。
実はこれまではヤマトタケルノミコトという名ではなく、オウスノミコトという名前でした。
ヤマトタケルノミコトというのは大和の国の強い武人を表す名前です。
無事に討伐を終えたヤマトタケルノミコトですが、景行天皇は近くに置いておくのは怖いのですぐに東国の敵対勢力討伐を命じます。
ヤマトタケルノミコトは出発前に伊勢の神宮に戦勝祈願にいきます。その際に叔母のヤマトヒメノミコトに父の非情を訴え涙したそうです。
自らが恐れられ次々に危ない役目を任ぜられるので、父は自分に死を命じているのかと思ってしまったのでしょう。

するとヤマトヒメノミコトはクサナギツルギと袋を渡してくれました。袋は困った時に開けるようにと言われます。
クサナギノツルギは三種の神器として知られていますね。神話のお話でも以前登場しましたが、クサナギノツルギは元々はヤマタノオロチのしっぽから出てきた剣です。
それがアマテラスオオミカミからニニギノミコトに託され、代々皇居に置かれていました。
後にトヨスキイリビメが鏡と共に皇居から持ち出し、代の替わったヤマトヒメノミコトが伊勢神宮にてお祀りをしていたということです。
こうして神聖な剣がヤマトタケルノミコトに渡ることとなります。
ヤマトタケルノミコトは尾張の国(愛知県)に行き、ミヤズヒメという姫に結婚しようと申し出ます。
ミヤズヒメは無事に遠征から帰ってきたらという条件で承諾をしました。

順調に東国の荒ぶる神々を平定していきましたが、ある時騙されて誘い込まれた野の一帯に火を放たれました。
この時ヤマトヒメノミコトからもらった袋を見てみると、火打石と火打金が入っていました。そこで周囲の草をクサナギノツルギで払い、そこから向かい火をおこすことで火を食い止め窮地を脱します。
ここが焼津と言われるそうです。
今回はここまでとなります。次回は熱田神宮の創建の話をして、神話のお話は年内でひとまず終了となります。
来年からまた別のシリーズものができればと思っていますが、年始はなかなか忙しいので2~3月くらいになるかもしれません。
気長にお待ちいただければと思います。
今回は神話のお話です。神話のお話もだいぶ進んでまいりましたので、今は部分的に抜粋して有名な箇所をご紹介しています。
今日はヤマトタケルノミコトのお話です。このお話は熱田神宮の創始につながります。
境内の写真と共にご覧下さい。

前回のヤマトヒメノミコトのお話は第11代垂仁天皇の御代の出来事です。
今回は次の第12代景行天皇のお話となります。
ヤマトタケルノミコトは景行天皇の御子ですが、とても勇猛であり時にはその猛々しい様子から天皇からも恐れられていたようです。
ある時は食事に出てこない兄を殺してしまうなど、その気性の粗さから辺境の地の敵対勢力討伐の任に抜擢されます。

まずは西の地のクマソタケルという兄弟を討伐する事となります。クマソタケルの兄を討ち取った後弟も討ち取ろうかという時、弟は降伏し自身の「タケル」という名を献上します。
実はこれまではヤマトタケルノミコトという名ではなく、オウスノミコトという名前でした。
ヤマトタケルノミコトというのは大和の国の強い武人を表す名前です。
無事に討伐を終えたヤマトタケルノミコトですが、景行天皇は近くに置いておくのは怖いのですぐに東国の敵対勢力討伐を命じます。
ヤマトタケルノミコトは出発前に伊勢の神宮に戦勝祈願にいきます。その際に叔母のヤマトヒメノミコトに父の非情を訴え涙したそうです。
自らが恐れられ次々に危ない役目を任ぜられるので、父は自分に死を命じているのかと思ってしまったのでしょう。

するとヤマトヒメノミコトはクサナギツルギと袋を渡してくれました。袋は困った時に開けるようにと言われます。
クサナギノツルギは三種の神器として知られていますね。神話のお話でも以前登場しましたが、クサナギノツルギは元々はヤマタノオロチのしっぽから出てきた剣です。
それがアマテラスオオミカミからニニギノミコトに託され、代々皇居に置かれていました。
後にトヨスキイリビメが鏡と共に皇居から持ち出し、代の替わったヤマトヒメノミコトが伊勢神宮にてお祀りをしていたということです。
こうして神聖な剣がヤマトタケルノミコトに渡ることとなります。
ヤマトタケルノミコトは尾張の国(愛知県)に行き、ミヤズヒメという姫に結婚しようと申し出ます。
ミヤズヒメは無事に遠征から帰ってきたらという条件で承諾をしました。
順調に東国の荒ぶる神々を平定していきましたが、ある時騙されて誘い込まれた野の一帯に火を放たれました。
この時ヤマトヒメノミコトからもらった袋を見てみると、火打石と火打金が入っていました。そこで周囲の草をクサナギノツルギで払い、そこから向かい火をおこすことで火を食い止め窮地を脱します。
ここが焼津と言われるそうです。
今回はここまでとなります。次回は熱田神宮の創建の話をして、神話のお話は年内でひとまず終了となります。
来年からまた別のシリーズものができればと思っていますが、年始はなかなか忙しいので2~3月くらいになるかもしれません。
気長にお待ちいただければと思います。