手筒花火は中止 風車飾り

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
今日はお知らせからですが、今週末24日(土)は午前中10時頃から有志の方が境内にてパンの販売をしてくださいます。
手作りパンで大きくはないですが、一個50円や100円などとても安くて味も美味しいので職員もいつも買わせていただいています。
手筒花火は中止 風車飾り


その方たちが風車を作ってくださり、8月以降準備ができ次第境内に飾る予定です。ちょっとお時間はかかってしまうかもしれませんが、準備が出来たらまたお知らせします。
24日にはこの風車も作りに来てくださるので、どんな感じで作っているか見られるかもしれません。詳細がまだ分かっておらず、中途半端な情報で申し訳ないです。
手筒花火は中止 風車飾り


試作品をみせていただきましたが、実際に屋外にもっていくとそよ風でも結構回って面白いですよ。風の当たる向きによって回ったり回らなかったりします。

さて先日今年の例祭奉納手筒花火の検討会議を行いました。ご奉仕いただいている三団体の方をお招きして話し合いをしましたが、今年も昨年同様残念ながら花火は中止となりました。
デルタ株などの変移ウイルスがまた広まってきている点を考慮し、開催は見送ったほうがよいとの意見でまとまりました。
来年にはワクチンもいきわたることでしょうから、花火も行えればとの思いを新たにしております。楽しみにしていただいていた方には申し訳ありません。
手筒花火は中止 風車飾り


今回は手筒花火のご紹介をしたいと思います。
手筒花火は愛知県の豊橋が盛んですが、静岡県の西部でも大変盛んです。豊橋で盛んに手筒が行われるようになったのは、徳川家康が江戸城内で花火を見物して、岡崎に持ち帰ったためと言われます。

手筒花火は片手で持てる小さい筒から、台に固定する大きい筒まで大きさも様々です。井伊谷宮では台に固定したりはしないので、大きい手筒は両手で支えてもちます。火の粉が当たって熱いはずですが、じっと手筒を持ち続けている姿は勇ましくてかっこいいですね。

竹を切って筒とし、火薬を詰めて縄を巻いてと製造過程から自分自身の手でされるのが一般的なようです。
花火をあげ終わった手筒には、例年お札をはってお分かちしております。
神事に使われた手筒の火の御力で悪事を祓い去る一家のお守りとでもいいましょうか。火というものは昔から強い力があり、お祓いとしても用いられています。
手筒花火は中止 風車飾り


少し前の朝ドラ「エール」でも豊橋が舞台だったため、よく見ると家の玄関には手筒がぶら下げてあったりしました。
玄関先に飾ったり、居間に置いておられる方もいらっしゃいます。
残念ながら今年も手筒花火神事を行えないので、また来年行った際にご希望の方はお受けいただければと思います。

手筒の見どころは高い火柱と、なんといっても最後の「はねこ」と呼ばれる小爆発ではないでしょうか。
最後にボンッという大きな音と共に煙が立ち上がります。中にはこのはねこがない地域もありますが、もし手筒花火を見る機会があればそういった点にも注目してみてください。

来年は井伊谷宮にとって創建150年の節目となる大事な年です。
来年こそは手筒花火をしっかりと行い、その他の行事等も行っていければと思っています。そのためにもコロナの一日も早い収束を願うばかりです。


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