遠州の空っ風

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こんにちは。井伊谷宮です。
風が強い日も増えてきて、昼は日が差していても寒く感じることが多くなってきました。風さえなければまだ耐えられるのですが、遠州の空っ風というのもまた季節の風物詩ですので厚着をする等受け入れる体制を整えていかないといけないなと思います。

遠州の空っ風は強い北西風で自転車は言わずもがなですが、歩きでも辛い時がしばしばあります。
この風のために体感温度は気温よりもはるかに下がります。ですが強い風ならではの恩恵もあり、乾燥のしやすさから浜松の注染染め(ちゅうせんぞめ)が盛んになる一助になりましたし、中田島砂丘の風紋も作り出されます。注染染めとは浴衣や手ぬぐいなどを染める技術で、かつて浜松では盛んに行われていました。「やかん」という専用の道具に染料を入れ、注いで(そそいで)染める事からこの名前で呼ばれます。
遠州の空っ風


遠州の空っ風


写真は昨年の七夕の時のものです。
今も祈祷控殿にて手ぬぐい用の額にいれ少しだけ飾ってあります。
遠州の空っ風


さて今週日曜日には立皇嗣の礼がございます。元々4月に予定されていましたが、コロナの関係で7か月ほど遅れて行われます。
当宮では昨年の即位礼、大嘗祭に続いて奉祝の御朱印を11月の間ご用意致しております。


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遠州の空っ風