2022年06月29日12:29
明日は夏越の大祓・茅の輪くぐり神事≫
カテゴリー │社務日誌
こんにちは。井伊谷宮です。
いよいよ梅雨明けが発表されましたね。今年はほとんど雨が降らなかった印象です。
てるてるボウズの効果がありすぎてしまったのでしょうか(笑)
さて明日は午後3時~夏越の大祓・茅の輪くぐり神事を執り行います。
夏越の大祓は半年に一度行われる大祓のうちの一つです。昔の暦では4~6月が夏でしたので、6月の最終日に行う夏を超す大祓という意味です。

神事では大祓詞という神道でとても大切にしている言葉を奏上します。言霊(ことだま)といって言葉には霊力がこもると考えられていますので、大祓の時にはこの言葉を全国の神社で奏上します。
大祓詞の中で言及されているお祓いの仕方、麻を八つに裂く作法も大祓では行います。知らないと何をしているんだと思うかもしれませんが、大祓詞にそったお祓いをしているのですね。
この大祓詞は神主さんは暗唱できるように習います。今ちょうど実習生の方が時折神社に見えられていますが、まさに大祓詞の暗唱をできるようにと毎日練習されているそうです。
普通に奏上して5分ほどはどうしてもかかるものですが、大祓では当宮宮司が奏上しますので奏上の間は軽く頭を下げていてください。

その後に前回お話しした切麻でみなさんがご自身のお祓いを致します。
そして大麻というお祓いの道具でお祓いをして、最後に八つに裂く作法でさらにお祓いをします。
お祓いを何度も重ねるわけで、まさしく大祓ですね。
大祓の神事の後は、みなさんで茅の輪をくぐります。くぐり方は前回の記事をご覧ください。
最後は大神様にお参りをして、全ての神事を終える事となります。
神事の参列は自由ですので、お時間近くになりましたら神門近くにお集まりください。場所がわからなくても、ご参集の方がいらっしゃると思いますのでご心配はいらないかと存じます。
茅の輪は以前の記事でもご紹介しましたが、疫病除けの信仰です。勢いの強く疫病や災いを避ける神様・スサノオの命が旅の途中蘇民将来(そみんしょうらい)に泊めてもらったお礼に、疫病が流行った際には茅で作った輪を持っていると免れることができると伝えたことによります。
こうした故実から始まり、現在は全国の神社で茅の輪くぐりが行われるようになりました。
時折お札で「蘇民将来之子孫也」と書かれたものがありますが、それもこの故事に由来します。蘇民将来の子孫だからお守りくださいとスサノオの命に示すわけですね。
裕福であるにもかかわらずスサノオの命を泊めなかった弟の巨旦将来(こたんしょうらい)の一族は疫病によって滅びたとのことですので、生き残った蘇民将来の一族の信仰も強かったことと思います。

茅の輪は7月の10日を目途に片づけを考えておりますので、明日来られない方も疫病除けの茅の輪くぐりにどうぞお参り下さい。
今月の夏越の大祓の御朱印には大きな茅の輪と人形も描かれています。

人形(ひとがた)が読めた方は、さすがです。前回の記事を覚えていらっしゃる賢い方ですね。
読めなくてもこれから覚えれば大丈夫です。覚えなくても大丈夫ですが(笑)
当ブログで知った内容などは、お子さん、お孫さんなどに「これ何?」と聞かれた際に、どうぞ教えてあげてください。
形代(かたしろ)というのは身代わり信仰に用いる霊力や悪いものを移すもので、当宮で言うと厄割石の盃もそうですね。
いよいよ梅雨明けが発表されましたね。今年はほとんど雨が降らなかった印象です。
てるてるボウズの効果がありすぎてしまったのでしょうか(笑)
さて明日は午後3時~夏越の大祓・茅の輪くぐり神事を執り行います。
夏越の大祓は半年に一度行われる大祓のうちの一つです。昔の暦では4~6月が夏でしたので、6月の最終日に行う夏を超す大祓という意味です。
神事では大祓詞という神道でとても大切にしている言葉を奏上します。言霊(ことだま)といって言葉には霊力がこもると考えられていますので、大祓の時にはこの言葉を全国の神社で奏上します。
大祓詞の中で言及されているお祓いの仕方、麻を八つに裂く作法も大祓では行います。知らないと何をしているんだと思うかもしれませんが、大祓詞にそったお祓いをしているのですね。
この大祓詞は神主さんは暗唱できるように習います。今ちょうど実習生の方が時折神社に見えられていますが、まさに大祓詞の暗唱をできるようにと毎日練習されているそうです。
普通に奏上して5分ほどはどうしてもかかるものですが、大祓では当宮宮司が奏上しますので奏上の間は軽く頭を下げていてください。
その後に前回お話しした切麻でみなさんがご自身のお祓いを致します。
そして大麻というお祓いの道具でお祓いをして、最後に八つに裂く作法でさらにお祓いをします。
お祓いを何度も重ねるわけで、まさしく大祓ですね。
大祓の神事の後は、みなさんで茅の輪をくぐります。くぐり方は前回の記事をご覧ください。
最後は大神様にお参りをして、全ての神事を終える事となります。
神事の参列は自由ですので、お時間近くになりましたら神門近くにお集まりください。場所がわからなくても、ご参集の方がいらっしゃると思いますのでご心配はいらないかと存じます。
茅の輪は以前の記事でもご紹介しましたが、疫病除けの信仰です。勢いの強く疫病や災いを避ける神様・スサノオの命が旅の途中蘇民将来(そみんしょうらい)に泊めてもらったお礼に、疫病が流行った際には茅で作った輪を持っていると免れることができると伝えたことによります。
こうした故実から始まり、現在は全国の神社で茅の輪くぐりが行われるようになりました。
時折お札で「蘇民将来之子孫也」と書かれたものがありますが、それもこの故事に由来します。蘇民将来の子孫だからお守りくださいとスサノオの命に示すわけですね。
裕福であるにもかかわらずスサノオの命を泊めなかった弟の巨旦将来(こたんしょうらい)の一族は疫病によって滅びたとのことですので、生き残った蘇民将来の一族の信仰も強かったことと思います。
茅の輪は7月の10日を目途に片づけを考えておりますので、明日来られない方も疫病除けの茅の輪くぐりにどうぞお参り下さい。
今月の夏越の大祓の御朱印には大きな茅の輪と人形も描かれています。
人形(ひとがた)が読めた方は、さすがです。前回の記事を覚えていらっしゃる賢い方ですね。
読めなくてもこれから覚えれば大丈夫です。覚えなくても大丈夫ですが(笑)
当ブログで知った内容などは、お子さん、お孫さんなどに「これ何?」と聞かれた際に、どうぞ教えてあげてください。
形代(かたしろ)というのは身代わり信仰に用いる霊力や悪いものを移すもので、当宮で言うと厄割石の盃もそうですね。