地の神様 壊れたりしていませんか

カテゴリー │社務日誌

おはようございます。井伊谷宮です。
時折「雨風によって地の神様の社が壊れてしまった」という方も見えられますので、これから梅雨、台風の時期を迎えるにあたり一度ご紹介しておこうかと思います。
地の神様 壊れたりしていませんか


地の神様は家の敷地の守り神で、あまり意識していない方もそういえば昔から家にお社があるなという方がおられる事かと思います。
大抵は家の北西の方角に設置されているはずです。

12月15日が地の神様のお祭日とされていますので、その前後に中の御札を替えられる方が多いです。
お社は毎年替えられる方もいれば、ダメになってから替えられる方など様々です。

なので地の神様は基本的に12月に受けに来られる方が多いのですが、当宮では時期に関わらず毎日受け付けております。ですので急遽ボロボロになってしまったり、お社が壊れてしまった場合など当宮でお札を受けることが出来ます。
地の神様 壊れたりしていませんか


当宮ではご祈祷をしてお渡ししております。ご祈祷料は1件3000円となります。
毎日午前9時~午後4時半まで受付ております。

なお、お社をご希望の方は木製屋根のお社がございます。(初穂料6000円)
以前はトタン屋根でしたが、まず足部からダメになって使えなくなる点、また昨今のSDGsなど持続可能な社会を目指す中で処分に困るゴミを減らす取り組みで木製屋根と致しました。
地の神様 壊れたりしていませんか


地の神様の歴史を鑑みると、ワラなどで作った祠の様な物から始まっていますので、雨に全く濡れてはいけないという性格のものではありません。そもそもトタン屋根でも大雨の場合、水が入ってしまうことはよくあります。

時代の流れでトタン屋根にした方がより濡れないだろうとのことで普及しましたが、それもまた時代が変わり徐々に変化していくのは面白いですね。

今回の話はそこまで大げさな話ではないですが、鎌倉仏教の台頭する時なども旧来の仏教とは違う考え方が支持され今日まで伝わっていますね。
根本的な信仰の部分は変わらずとも、より大衆の心をつかんだ鎌倉仏教。
神社でも激動の社会の中で、何を残し何を変えていかなければならないか。日々勉強です。

少し余談になりましたが、台風の時期はお社が壊れてしまうケースもよくあるので困った場合はご相談ください。
地の神様 壊れたりしていませんか


また今年から地の神様の郵送対応も検討しています。
足が悪くお参りにくるのが辛いという方も増えてまいりましたので、お困りの方は郵送をご活用いただければと思います。

ただ郵送する際に紙垂がどうしても悪くなってしまうので、郵送用の御札は通常の御札とは別のもので考えています。
こちらはまた決まりましたらお知らせ致します。

6月23日午後からは祈祷控殿にて七夕書道展・注染手ぬぐい展を行います。
七夕の書道上達祈願と、浜松の繊維業をご紹介できればと思いますので御参拝の折にはどうぞご覧ください。
お写真は昨年の様子です。


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