こいのぼり 登竜門

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
史料館のこいのぼり飾りも追加され、だいぶ形が整いました。
名残は尽きませんが、桜の季節も過ぎ去ろうとしています。次は端午の節句ですね。
枝垂れ桜は最後に咲くだけあってまだまだきれいですので、御参拝の際にはどうぞご覧ください。
こいのぼり 登竜門


かつて川登りをして黄河の急流「竜門」を超えることができた「こい」は、天に昇り「竜」となると考えられていました。
登竜門という言葉はご存知の方も多いのではないでしょうか。

「こい」は立身出世の象徴となり、こいのぼりとして用いられます。
江戸時代に用いられるようになったそうで、元々は武家の家に飾っていた幟(のぼり)からきています。
こいのぼり 登竜門


なんで他の魚じゃないのかとも思いますが、その生命力の強さや竜門を超えるたくましさから「こい」が選ばれたわけですね。
庭園の池にいる「こい」がそんなたくましさを持った魚とは知らなかった方も多いのではないでしょうか。

こいのぼりは当初は黒だけでしたが次第に赤や青のものも登場し、次第に家族を表すようになっていきました。
他にも多彩な色が使われているものもあるようです。ですが昨今は住宅事情の変化から、一般の御家庭で見る事はほとんどなくなりましたね。
こいのぼり 登竜門


神社ではこいのぼりを飾っておりますので、どうぞ季節の風物詩をご覧になっていただければと思います。
今年は桜とこいのぼりが一緒に見れて、個人的にはとても雰囲気がいいなと感じました。
こいのぼり 登竜門


また以前お伝えしていた摂社井伊社の垣の修繕が終わりました。きれいに垣ができて、御祭神もお喜びのことと思います。
早速記録の写真を撮った際ちょうど日が差し込んできたのも、なにか象徴的に感じました。

4月は新しい事が始まる方も多く、知らず知らずたまった疲れが5月病としてやってきます。
意識しなくとも心身に疲れがたまることもありますから、しっかり睡眠をとる等どうぞお体をいたわってお過ごしください。


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