ひな人形飾り

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
「ど寒い日が続いてばか頭にくる。」そんな遠州弁でのお話を聞いてほっと和んでいる今日この頃です。
よく男女の恋愛においては関西弁や博多弁がいい等と聞きますが、遠州弁はどうなのでしょうか(笑)
ひな人形飾り


さて先日6日には祈祷控殿にひな人形をお飾りいただきました。
その他にひな祭の手芸の作品も展示しているので、どうぞご自由にご覧ください。
なかなか手が込んでいて、不器用な私はびっくらこいてしまいます(笑)
ひな人形飾り


ひな人形の男雛(おびな)、女雛(めびな)の右左は関東関西で違っているようです。ちょうど浜松辺りだと中間地点でどちらも聞いたりしますので、混乱される方もおられるかもしれません。
関西では向かって右が男雛で左が女雛となります。これが本来の日本の上位下位となります。
ひな人形飾り


上位下位という考え方は神社の作法でも同様で、向かって右側が上位とされお供え物の順番などもこの順番となっています。
男女平等という考え方の今ではこういう言い方は難しい面もありますが、男性が上位でこういう並びになっているわけです。

関東式ができた理由としては諸説はあるようですが、大正の即位礼の時に天皇陛下が日本とは逆の西洋式の上位下位にならった並び方をされたからと言われます。
この並びを踏襲したのが関東のひな飾りで、従来の並びのままとしたのが関西のひな飾りとのことです。
確かに神社においても関西ではいまだに古い習慣が残っていたりするので、こういった伝統を重視し守る気質があるのかもしれませんね。
ひな人形飾り


またおひなさまというと本来は男女のことを指すことになります。そのため今回は男雛、女雛という言い方をしています。
ですが一般的にはおひなさまで女性の事を指して使っている場合も多いので、当ブログやFBでも便宜上「おひなさまの装束」などと説明したりもしています。

次回には御鎮座150年奉祝で4月に行う硯展のご紹介ができる事と思います。
たくさんの硯が展示される予定ですのでお楽しみにしてください。


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