春分の日・名称の発表は今月下旬です

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こんにちは。井伊谷宮です。
昨日は春分の日でしたね。春分の日と秋分の日はちょうど太陽が真東から上がり真西に沈むということで昔から特別な日と考えられ、祖先のお祀りをしていました。
当宮では本日、祖霊社にてお祀りをしている方のご遺族様にご参列いただき祖霊祭を行いました。暑さ寒さも彼岸までと申しますが、今年は早く暖かくなり桜も開花しはじめています。
来週末にはかなり見ごろになるのではないでしょうか。桜の写真は去年のものです。
春分の日・名称の発表は今月下旬です


さて新休憩所の名称公募の件ですが、ついに決定いたしました。
みなさん色々な案を考えてくださり大変ありがたく、感謝申し上げます。
入賞された方には既にご連絡いたしましたが、発表は名称の看板を飾るときに再度お知らせいたします。
今月中には発表となりますので、どうかお楽しみにしていただければと思います。
春分の日・名称の発表は今月下旬です


お彼岸ということで、今回は御霊舎(みたまや)についてお話しいたします。
昔から神道でお祀りをされてきた方であれば、ご自宅に御霊舎がある方が多いかと思います。
簡単に言うと仏教でいう仏壇のことです。神道では亡くなった方の御霊(みたま)が宿るものを霊璽(れいじ)といい、仏教で言うと位牌(いはい)にあたります。

御霊舎とは祖先をお祀りするところで、神棚(天照大御神の御札や神社の御札を祀る場所)とは分けるのが一般的です。
といっても場所の都合で神棚の横や下などに設けることは多々あります。お札等をお祀りする神棚と祖先をお祀りする御霊舎を別のものとして捉えるのは、普段祀っていても意識されてない方も多いのではないでしょうか。

神道では人は死んでしまってもこの世にとどまって子孫を見守ってくれていると考えてきました。そのため祖先のお祀りをしてきたわけです。
仏教は元々は生前の善行によって輪廻から解き放たれるという考え方だったようですが、今では子孫が供養をすることで生前に善行を行った功徳が得られるとされています。
これは仏教が入ってきた際に、神道の祖先祀りの影響を受けたのだと言われます。そのため仏教では仏壇で祖先の供養をしているのですね。
春分の日・名称の発表は今月下旬です


さて話を本題に戻しますが、御霊舎は普段はどうしたらいいのか。基本的に神棚と同じです。
普段は米、塩、水をお供えします。毎月1日、15日には酒、野菜、果物をお供えして、お供えしたものをいただくとよいでしょう。神様にお供えしたものをいただくというのは、神様の御力をいただくことを意味しておりとても大切なことです。
その他に亡くなった方がいた場合に年祭(ねんさい)と言うお祭をしますが、そこまで話すと長くなるのでまたの機会にします。

ただ今までそうしたことをしてこなかったので急にそんなにするのは大変、という方はできる範囲からでいいのではないでしょうか。
こうしたことが重荷になって、何もしないというのが一番残念なことように思います。
段々と信仰の気持ちが強くなってくればそれに伴って行動も変わってくることと思いますので、毎日手を合わせて日ごろの感謝をお祈りすることから始めてみるのもよいかと思います。

今後もこうしたちょっとしたこともお知らせしていければなと考えています。
話が難しくなるのと文章がどうしても多くなるので読みにくいかもしれませんが、反応があればこれからも続けていきますので宜しくお願い致します。
春分の日・名称の発表は今月下旬です


3月のひなまつりの御朱印は今月いっぱいお出ししています。ひな飾りは4月3日までしていますが、4月からの御朱印は別のものとなりますのでお気を付けください。


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