節分 柊イワシ 恵方巻

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
三寒四温といいますが、寒かったり温かったりが極端で体も驚いてしまいますね。
境内の花たちも開き始めているので、このまま暖かくなって一気に咲いてほしいものです。毎年思いますがこの時期の花は待ち望んでいた分気持ちも晴れやかになります。コロナで暗い雰囲気も少し慰められる気が致します。
節分 柊イワシ 恵方巻


節分 柊イワシ 恵方巻


さて節分と言えば前回お伝えした豆の他にも恵方巻、イワシ等食べるとよいとされるものがありますね。
イワシは一部関西では節分の日に食べていますが、浜松ではあまり食べないでしょうか。関東の方でもあまり一般的ではないようです。
以前関西の神社でお世話になっていたころは節分の日の昼食はイワシとかす汁と決まっていて、この時期になると食べたくなってきてしまいます。酒粕を使うかす汁は本当に温まって美味しかったです。
節分 柊イワシ 恵方巻


イワシは腐りやすく焼くと匂いの強い魚です。その匂いが鬼に象徴される悪しきものを祓ってくれるのだと考えられてきました。5月の菖蒲や冬至のゆず湯と同じく香りによるお祓いです。また柊はそのとげとげしい様から鬼を追い払うものと考えられています。ですので焼きイワシの頭に柊の枝を刺す柊イワシというものを飾る地域もあります。
柊は井伊谷宮にもございます。とげとげしくいかにも悪いものを祓ってくれそうな力強さを感じますね。

恵方巻は歳神様のいる恵方の方角を向いて食べるとよいとされます。恵方も色々な方角があるように感じますが実は4方向しかなく、今年は南南東の方角のようです。
無言で一気に食べるのがよいとされます。
節分 柊イワシ 恵方巻


今回は食べる事ばかりで恐縮ですが、また次回も節分のお話が出来ればと思います。
早いもので一月も残すところ10日を切りました。
一月の特別御朱印はコロナ収束への願いを込めて、紺紙に金字で書かれています。今月は宮司が一枚一枚手書きしています。


同じカテゴリー(社務日誌)の記事
地の神様
地の神様(2023-12-10 12:48)

12月の御朱印
12月の御朱印(2023-12-05 15:44)

まゆ玉と菊飾り
まゆ玉と菊飾り(2023-11-11 16:11)

11月の御朱印
11月の御朱印(2023-10-31 13:58)


 

削除
節分 柊イワシ 恵方巻