もうすぐ中秋の名月

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
秋と言えば味覚の秋、紅葉の秋、スポーツの秋などなど動きやすい時期で私も好きな季節です。
みなさんにとってはなんの秋でしょうか。
秋の夜長に撮った写真を少し載せておきます。池に反射する休憩所は少し分かり辛いかもしれません。
もうすぐ中秋の名月


もうすぐ中秋の名月


もうすぐ中秋の名月


さて中秋の名月という言葉があります。神社などでは名月管弦祭(めいげつかんげんさい)や観月祭(かんげつさい)の名で祭事を行っているところもございます。これは旧暦の8月15日の月の事で、その時期が稲など収穫の時期となり収穫感謝の神事が行われてきたようです。
今年の中秋の名月は10月1日です。天気がどうか分かりませんが、季節の風物詩として夜に月を眺めてみてはいかがでしょうか。

少し本格的にされる方はその時期収穫されたものや秋の七草を月にお供えして、食べられるものは召し上がったりもします。
お供えしたものをいただくというのは神道では基本的な考え方で「神人共食しんじんきょうしょく」といって同じものをいただくことによって神様の御力をいただきます。
来月の御朱印は中秋の名月となります。秋の七草に月が描かれています。
もうすぐ中秋の名月


10月1日から4日までの間、秋の七草のススキを境内に出しておきます。ご希望の方はお持ち帰りいただきご自宅にてお供えいただくかお飾りください。ススキは邪気を祓うと言われます。日本には一年を通して邪気を祓う神事・行事がございますが、それだけ「清浄」というものを尊んできたのですね。
中秋の名月の翌日は十六夜(いざよい)といって、この日も昔から月を愛でる日とされてきました。今年で言うと10月2日です。

季節感をもって生活をするということは、それだけ心にゆとりができ豊かになるのではないかと私は思います。
コロナで大変な今だからこそ、たまには月をゆっくりとながめてみてはいかがでしょうか。


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