馬具(鞍と銜※くらとはみ) 家紋

カテゴリー │社務日誌

こんにちは。井伊谷宮です。
朝夕は暑さが少し落ち着いてきたように感じる今日この頃。夏の終わりといった感じでしょうか。
個人的な話で恐縮ですが、夏の始まりから聞いていた森山直太朗の「夏の終わり」も身にしみる季節となりました。
なぜか涼しくなってくると暑かったころを懐かしみ、寂しくなったような心地がします。あれだけうんざりしていたのに不思議なものですね。
とはいえ浜松はやや暑さは和らぎましたが、全国的にはまだまだ気温の高いところはございます。
馬具(鞍と銜※くらとはみ) 家紋


馬具(鞍と銜※くらとはみ) 家紋


さて史料館には馬具である銜(はみ)と鞍(くら)も展示してございます。
銜とは馬にくわえさせてそこから手綱をつけて馬を操る道具です。なかなかなじみがなく見てもピンとこないかもしれませんね。
葵の紋様がついているものとなります。
鞍はご存知の通り馬に乗るためのものです。沢瀉(おもだか)模様となっており、沢瀉とは水草の一種で別名勝戦草(かちいくさぐさ)といいその名前から武士の中で縁起のいいものとされました。
写真では見にくいですが、先端がとがって矢の先の様な形をしている葉が見えると思います。これが沢瀉です。
馬具(鞍と銜※くらとはみ) 家紋


徳川家の家紋・三つ葉葵の銜は愛知県の士族・御友家の奉納です。
ちなみに井伊家の家紋は丸に橘です。井伊家の初代共保は井戸で拾われたとされ、その側に橘の木が生えていたとされます。
その出生の故事によって幕などに見られる「井」の紋様も使われているようです。
「井」というのは水の湧き出るところ。井伊家発祥の地・井伊谷は昔から水に恵まれたよい土地だったのですね。


同じカテゴリー(社務日誌)の記事
地の神様
地の神様(2023-12-10 12:48)

12月の御朱印
12月の御朱印(2023-12-05 15:44)

まゆ玉と菊飾り
まゆ玉と菊飾り(2023-11-11 16:11)

11月の御朱印
11月の御朱印(2023-10-31 13:58)


 

削除
馬具(鞍と銜※くらとはみ) 家紋